~~~~~~~~~~~~~~~~~第1章~~~~~~~~~~~~~~~~~
【新品仕入れのコツ】
この内容はPDFでもご覧いただけます。
④応用編
※キャッシュバックキャンペーンの活用
まずは、Wi-Fiモバイルルーターをお持ちでない方はヨドバシカメラなどの新規契約キャッシュバックキャンペーンを活用しましょう。
ワイモバイル、WiMAXなどでWi-Fiの新規契約を行う事により、5~6万円分の商品券をキャッシュバックしてくれるというキャンペーンです。場所によっては当日その場でキャッシュバックしてくれるところもありますので各社で比較してみましょう。
Wi-Fiを契約する事で、仕入れアプリ使用時のキャリア通信制限による通信速度低下を防ぐことが可能です。
また、キャッシュバックされた商品券でApple製品などの『人気商品で、定価より高くAmazonで売れる商品』を購入し、その商品をAmazonで出品する事により現金としてキャッシュバックを受け取る事が可能です。
これにより、かなりお得にWi-Fi契約ができるほか、物販ビジネスをスタートする際にスタートダッシュを切る事ができます。
↑【55,000円キャッシュバックをフルで現金化できるApple製品の一例】
パソコン周辺機器は、Amazon販売手数料8%と安いため、実際はアプリ表記の粗利より高くなる事も覚えておきましょう。上の写真は最安値を基準に利益を計算していますが、プライスターの価格変更モードを『FBA状態合わせ』にする事で販売価格を少し高値に設定して、さらに粗利を向上することが可能です。
Apple製品は近くにアップルストアがない地域の方がAmazonで購入するため、プレミア商品が多いです。
もちろん売れ行きも非常に良いので、多少利益率が低くても仕入れを行うといった人も多いです。
※家電量販店のクレジットカードを利用する
家電量販店でもっとも店舗数が多く全国にある『ヤマダ電機』で仕入れが可能です。今後、一番お世話になると思ってまず間違いない店舗ですので、仕入れのついでに店員さんにクレジットカードの申し込みを相談しましょう。
その際、商品の値引き交渉を忘れずに行ってください。クレジットカードを作るだけで数千円の値引きをしてくれる店舗は多いです。値引き交渉が苦手という方でも、こちらにクレジットカードを作る気があれば店員さんも快く交渉に応じてくれます。
これから商売を行うのですから、まずは値引き交渉という行為になれましょう。
そして『ヤマダ電機』には大きく分けて3種類あります。
・YAMADAテックランド…比較的郊外に多い普通の家電量販店です。周辺にライバルとなる店舗がないため、比較的値段は高いです。後述の値札トリックを使いましょう。
・YAMADAラビ…都市部にあり、複数階に売り場があり非常に大きい店舗。都市部では商品の回転が速くライバル店舗も多いため、頻繁にセールや特価品を売っています。ほぼどんな時でも利益が見込めます。
・YAMADAアウトレット館…全国にあるYAMADAから売れ残り品が流れてくる宝島です。時期にもよりますが信じられないくらい安い商品が多々あります。
中でもYAMADAラビは全国に数店舗あるので、初心者が仕入れを行うにはオススメの仕入れ先です。
しかし、店内すべての商品をリサーチしていては日が暮れてしまいます。そこで、初心者にもわかりやすい値札のトリックをお教えします。
※店舗でのリサーチ対象
上記のように、本来は店員が一目でその商品の在庫状況や値段設定を判断できるように全国共通でわかりやすい表示がされており、これらを見るだけで処分品は一目で分かります。
店内の全商品をくまなくリサーチする必要はなく、商品を絞り込んでリサーチできるのがリアル店舗仕入れのメリットです。初心者でも店舗数を回れば利益を出すことが可能です。
また、家電量販店では商品値札が手書きになっている場合、その日値下げしたセール品である場合が多いですので必ずチェックしましょう。
店舗でのリサーチの流れは以下のようになります。
- まずはワゴンセールを行っていないかチェック
- パソコンやタブレットなど単価の高い商品で値札が手書き(当日値下げ)になっている商品をリサーチ
- 店内値札が上記のアルファベットor数字になっている処分品をチェックする。最初にパソコン関係を調べるのは、Amazonの販売手数料が低く設定されているからです。単価の高い商品のため利益も出やすくなっています。
その他、楽器や大型家電(テレビなど)、ゲーム機本体も8%と手数料が安いために利益が出しやすい商品です。
楽器店でもワゴンセールを行っています。値札が手書きになっているセール品や、古い型の商品がプレミア化している場合が多いため利益が見込めます。楽器本体ではなく周辺機器をリサーチするのがコツです。
三木楽器にて9,000円で購入→17,000円で販売(販売手数料+FBA費用1,693円、純利益6,307円)
島村楽器にて新品8,000円で購入→19,800円で販売(販売手数料+FBA費用1,918円、純利益8,882円)
家電量販店ではパソコン本体の場合、NECなどの日本製メーカー品はあまり安くなりません。ブランドイメージ保持のためにメーカーから販売店に値下げの限界値が通達されているからです。
逆にASUSやAcer、Lenovoのような海外メーカーはどんどん値下げしてくれるため仕入れが容易です。
また、多くの家電量販店は本部が値段を決めているのに対し、エディオンは各店舗で判断して値付けを行いセールを行う事が多いので、お宝商品が見つかりやすい仕入れ先でもあります。大きな店舗では他店にあまり置いていない PC パーツ(グラフィックボードやマザーボード)を置いていることもあるため、プレミア商品が普通に置いてある事も多いです。
最初のうちは比較的大きな店舗に行ってみると良いでしょう。
ASUSなどの海外メーカー品はJANコードが12桁で8から始まっている場合がありますが、最初に0をつけて13 桁にすると検索可能です。
なれてきたら全国的に店舗数が少ないPC専門店にも行ってみると良いでしょう。
例)PC DEPOT、パソコン工房、ソフマップ、ドスパラなど
PCパーツは売られている店舗が少ないため、Amazonで購入するというお客様が多いです。
そのため定価以上で売れることが多いのでオススメの商品カテゴリーです。
出品者も少なくライバルが少ないというのも利点です。
また、Officeソフトが搭載されているタブレット製品はプレミア化しやすい傾向にあります。
このASUSタブレット商品は01/17に24,624円で仕入れ→1/21に40,500円で売れ、利益は11,864円
このように、誰もが欲しいと思える商品よりも少しニッチな需要に応えることが可能なのがAmazonというプラットフォームの強みです。新品家電仕入れは商品の回転率が良く、単価も高いため安定した利益が見込めます。
リアル店舗で購入することで1年間のメーカー保証が受けられることもメリットといえます。 ※Kindle製品について
Kindleというタブレットに似た商品がありますが、これはAmazonが独自に開発している商品のため出品手数料が45%と異常ですのでAmazonでの販売は不可です。Amazon以外の販売ルートで売るのには問題ありません。逆に、Amazon販売だけを行っている人はKindleを買わないので家電量販店で売れ残っている事が多いです。
『メルカリ』や『ヤフオク』を使って販売すれば、Kindleでも利益を出す事が可能です。
また、ジャンプショップのようなキャラクターグッズが売っている店舗では『ご当地品』を狙いましょう。
その店舗でしか買えないものをAmazonで販売すれば、簡単に利益が出ます。
このようなご当地品や限定品は、以下のような店舗に置いてあります。
【Jump shop、KIDDY LAND、ポケモンセンター、麦わらストア、高速道路パーキングエリア、ヴィレッジバンガードなど】
このように過去のジャンプフェスタ限定品などイベント限定の商品も普通に置いてあります。
『お宝』という表記はプレミア価格になっている証です。(定価3,000円)
ピカチュウパーカー:4,860円→8,800円
ピカチュウカチューシャ:1,200円→2,360円
雑誌でもプレミア価格になる事があります。
【付録が豪華な商品】はプレミア化しやすいので探してみましょう。
イルビゾンテ(トートバッグ付):2,160円→3,198円(送料込)
ZuCCa(リュック付):1,944円→3,400円
※本カテゴリは『再販売価格維持制度』というものがあり、通常は新品商品は定価でしか販売することができません(中古であれば価格変更可能)が、このように例外的に付録がメインともとれるバラエティ商品はその適用外となる場合があり、定価価格より高い値段で出品する事が可能です。
このような例外的に定価販売が義務付けられていない本は、『定価』とは記載されず『価格』『メーカー希望小売価格』と表記されている場合が多いです。『価格』と記載されている場合はプレミアの可能性があると覚えておきましょう。
(規約違反とならないよう念のため出品前にAmazonカスタマーサービスへ確認しましょう) Amazonカスタマーサービス 0120-999-373
商店街などの個人商店は以外に盲点となっています。
このような個人商店で安く商品を売ってくれるような場所は、やはりその店の顔となる店頭に活気があります。
目玉商品が店頭を飾っており、ベテランともなると店の雰囲気でその店の価格帯すら分かるようになります。
どんな店でも利益が出せるというのは『利益の出せる店を効率的に選んでいる』という事でもあります。
ドン・キホーテでは、○○%OFFと表記されている場合が多いですので、これを参考にしましょう。
また、ドン・キホーテでは棚の『最下段と最上段の陳列が雑多な場所』をリサーチするとお宝商品が見つかる事が多いです。
《まとめ》
店舗仕入れはせどりの基本であり最も早く確実に稼げる手段です。
モノレートのグラフ確認の仕方、利益の出る商品の見極めは、実際に店舗でリサーチを行った商品の数がそのままレベルアップにつながります。
まずは上記の基本を学習し、『どんな店に行っても必ず商品をリサーチする』というのがもっとも大事です。
仕入れ可能な商品が見つからなかった場合、それは自分のレベルが足りない証拠です。
どんどんリサーチを行うことで、商品知識が高まりほぼどんな店でも必ず利益のでる商品を見つける事が可能となります。
具体的に言うならば、このせどり転売を本業にするのであれば1日100商品リサーチを行ってください。どんな店のどんな商品でも構いません。
そうすれば、1か月もすれば1人前の利益を必ず達成できているはずです。
これらの知識と経験を合わせると、一日でこの程度の量が仕入れ可能となります。
(ちなみに、この1回の納品作業で50万円ほどの利益です。手前にまだ納品途中の商品が見えますが…)
FBA倉庫への配送用ダンボールはなんでも良いので、ドラッグストアやスーパーからもらいましょう。
トイレットペーパーやティッシュペーパーのダンボールが荷造りしやすいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~第2章~~~~~~~~~~~~~~~~~
リアル店舗仕入れのもう一つのカテゴリー、中古商品の仕入れのコツについてお教えします。
中古品を仕入れるのは新品転売で利益を毎月安定して出せるようになってから行うのがオススメです。なぜなら、中古品は新品に比べ売れにくく、商品の回転率が良いとはいえないからです。
しかし、中古品は回転率は良くないものの、利益率は非常に良いというメリットがあります。アマゾンでは出品が規制されているメーカー商品でも、中古ならアマゾンで販売可能です。
また、下記の『未使用品』は特に初心者にオススメの仕入れ対象です。
【リサイクルショップ仕入れ】
郊外には多くのリサイクルショップがあります。個人経営のショップから最大手のハードオフなど、店舗数が多いので1日に数件~十数件まわることで安定した利益がだせます。
置いてある商品は中古品がメインですが、中には【未使用品】と書かれているものがあり、状態にもよりますが新品コンディションで売る事が可能です。
Amazon規約では買い取り品であっても未使用・未開封商品の新品コンディション出品は認められています。
初めのうちは【未使用品】だけを狙っていくと良いでしょう。
特にベビー用品やキッチン用品はリサイクルショップでは未使用品でないと買い取ってくれない所が多いため
『リサイクルショップにあるベビー用品などはすべて未使用品』です。
100 円仕入れ→新品 4,300 円で販売。このような未使用品の利益率はリサイクルショップならではといっていいでしょう。
他にも、換気扇フィルターやアウトドアグッズ、未開封フィギュアや子供のおもちゃ、蛍光灯や哺乳瓶など様々な商品がリサイクルショップにはあります。
未使用品かどうか分からないといった場合は店員に聞いてみましょう。
※リサーチ対象店舗
ハードオフ、良品買館、古本市場、セカンドストリート、ゲオ、まんだらけ、らしんばん、中古カメラ店などリサイクルショップは基本的に郊外にある場合が多いので、車で買い付けに行く場合などはルートを決めていくと良いでしょう。
最初は未使用品狙いですが、慣れてくると中古品の相場がだんだんつかめてくると思います。
『まんだらけ』や『らしんばん』などのフィギュアの買い取りを行っている店舗では、未開封の商品は新品コンディションで出品可能です。『らしんばん』では開封されている商品は必ず[開封済み]と記載があります。
店舗買い取り品のなかでもまずは未開封や未使用品を探しながら、そのついでに各店舗の同じ商品の中古品相場を観察してみましょう。
定価 4,104 円→現在 14,980 円
定価 8,424→現在 19,039 円
※新品コンディションでは出品できない(未開封・未使用ではない)【中古品】を Amazon で出品する際にはコンディション分けが必要となります。
だいたいのコンディション目安は以下のとおりになります。『中古―ほぼ新品』…店頭展示品、ほぼ傷なし、付属品完備
『中古―非常にいい』…ちょいキズあり、使用に支障のない付属品欠品
『中古―良い』キズあり、付属品なし
『中古―可』キズ多数、なんとか使える
新品とは違いコンディション毎に相場が変わってくるのが中古品転売の大きな特徴です。
その相場感覚をつかむことができれば新品よりも物量が多いジャンルですので仕入れの幅が拡大します。
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また、中古の場合は商品写真を載せるかどうかで大きく売れ行きが左右します。上載の商品は 1 人だけ商品写真
を載せているのでかなり目立ちます。商品写真を載せるだけで同じコンディションでも高く売れる事もあるので、中古品は必ず商品写真を登録しましょう。
Amazon セラーセントラルからの商品写真登録手順は以下になります。
在庫画面から中古商品右側の『詳細の編集』をクリック
この出品者 SKU 画像という項目に商品写真を添付。これで出品者一覧とともに表示されるようになる。
《まとめ》
購入者がワンクリックで購入できる新品とは違い、中古品を Amazon で購入できるという事を知らないユーザーも多いため、中古品は新品に比べ売れるスピードが遅いのが一般的ですが、中古商品を扱えるようになれば仕
入れ対象商品が膨大になるので、毎月の利益が安定してきたときは中古のリサーチをしてみましょう。
ゲーム機やアップル製品などのコンディション毎の相場を覚えておくと、目利きだけで利益を出すことが出来ます。最初はジャンルを絞り込んでリサーチしていき、徐々にその幅を広げていくといいでしょう。
※おまけ情報~Apple 社『iPod nano 第 1 世代』を探す~
中古商品は始めは商品の種類が多く戸惑うと思いますので、中古リサーチになれていただくためのおまけノウハウをお教えします。
iPod nano の初期版にはバッテリーの不具合があり、Apple 社が無償で最新版の新品と交換してくれます。
詳細は Apple 社 HP をご覧ください。
https://www.apple.com/jp/support/ipodnano_replacement/
対象となる型番は、以下となります。
・MA004J/A(販売台数 708,000 台)
・MA005J/A(販売台数 393,000 台)
・MA099J/A(販売台数 424,000 台)
・MA107J/A(販売台数 287,000 台)
これらは状態に関わらず最新版の iPod nano(下図)に交換してもらえます。送られてきた商品をそのまま出品する事でだいたい 15,000~16,000 円程度で販売できますので、簡単に利益を出すことが可能です。
リサイクルショップのショーケースやジャンクコーナーを探すと良いでしょう。
(箱や付属品は送られてこないので、この本体+USB という商品ページに出品してください。シルバー第 7 世代
16GB の ASIN はB0165LN07Mとなります)
そして、Apple 社製品をリサーチする時はこの『型番を見る』というリサーチ方法になります。
まずはこの交換プログラムでリサーチの経験を積むことで、他商品や他型番などそれぞれの中古品相場がつかめてくると思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~第3章~~~~~~~~~~~~~~~~~
在宅ワークも可能なパソコンを使った仕入れ方法を紹介します。
【電脳仕入れ】
楽天などのショッピングサイトやヤフオクを使ってネット上で仕入れを行ってしまう方法です。
交通費もかからず在宅で仕入れが可能なので誰もが羨む仕入れ方法ですが、インターネット上で出品されている星の数ほどの商品群から利益の出る商品を探すのは非常に困難です。
また、同業者も血眼になって商品を探しているので利益のでる商品を見つけても売り切れている事が多いです。商品を見つけるには少し根気が必要となりますが、在宅で仕入れができれば交通費もかからず育児などの家庭の用事を行いながら稼ぐ事も可能となります。
オススメの方法は、ここでも前回紹介したアルバトロスを使います。
『アルバトロス』
http://www.infotop.jp/click.php?aid=283299&iid=55876
つまり、定価越えしている商品から探す方法です。Amazon の商品を片っ端から検索していては時間がいくらあ
っても足りません。この方法により、プレミア商品にターゲットを絞って効率の良いリサーチを行います。
その他にもグーグルクローム拡張機能を使います。
『せどり/モノレート対応/在庫数検索
モノサーチ』
『クローバーサーチ』
『ショッピングリサーチャー』
これらの拡張機能をグーグルクローム右上の設定画面から導入してください。
これらを導入する事で飛躍的にリサーチ時間を短縮することが可能です。
~アルバトロスで定価越えしている商品を検索~
商品をクリックし、Amazon 商品ページを見るとグーグル拡張機能により他ショップ(楽天や Yahoo!ショッピングなど)の出品価格やモノレート・ヤフオク検索のリンクが表示されるようになっています。
この差額が大きいものを探し、安いサイトで買って Amazon で売るというのが電脳の基本です。
Amazon とは違いヤフオクや他ショッピングサイトでは配送までに時間がかかったり返品ができないといったデメリットもありますが、電脳仕入れを極めれば在宅で商品の仕入れができるようになります。
また、最近ではフリマアプリが登場した事によりスマホを使った電脳仕入れが容易になっています。
『メルカリ』は個人で商品を出品するのが非常に簡単なため、[家電・スマホ]や[ゲーム]のカテゴリを検索すると思わぬお宝商品が手に入る事もあります。
メルカリ招待コード【VUVXAH】
(この招待コードを使うとメルカリ仕入れの際に使える 300 ポイントが獲得可能です)
メルカリ出品者は一般個人のため、相場を知らずに販売する人が多いです。
このようなプレミア商品(中古品でも定価を超えている)を格安で喜んで譲ってくれます。
《まとめ》
電脳仕入れには、データをたよりに仕入れる事になるので、実際にその商品のコンディションも手元に届くまで分からないといったリスクもあります。まずは実店舗で経験を積むことで判断スピードが向上し、電脳でも勝負できるようになりますので、グラフやデータの読み取りに慣れるまではリアル店舗で経験を積みましょう。
~販売のコツ編~
FBA納品の後は、特に必要な作業はありませんが、売れ行きの確認などを空いた時間で行えます。また、出品後はちょっとした工夫をする事でキャッシュフローを良くする事が出来ます。
【プライスター】
商品によってはFBA最安値が高すぎる場合や、自己発送出品者が長期間カートを取得している場合など『FBA状態合わせモード』では売れない商品も出てきます。そのときは『状態合わせ』モードに変更するなどの工夫をしましょう。購入から1か月を過ぎた商品はモード変更を考えましょう。
プライスターの『出品した商品』から変更可能です。具体的に価格変更モードを説明します。
『FBA状態合わせ』
せどりでは基本となるモード。FBAで出品されている自分と同じコンディションの最安値に合わせます。
自己発送というFBAを利用しない出品者は無視します。FBAであれば多少最安値より高くてもカートが取得でき、
Amazon発送という安心性から高く売ることができるからです。
『状態合わせ』
自己発送で出品する商品にはこちらを使用します。FBA・自己発送関係なく自分と同じコンディションに合わせます。とにかく早く売りたい時や購入から1か月が経過した商品はこちらに切り替えましょう。
『FBA最安値』
FBA出品されている中で、状態に関係なく最安値に合わせます。ほとんど使いません。
『最安値』
FBA・自己発送関係なく商品の状態にも関係なく最安値に合わせます。ほとんど使いません。
『カート価格』
新品商品にのみ利用可能なモードです。最安値ではなく商品トップページのカートを取得している価格に合わせます。競合出品者が多い商品など、値崩れが起きそうな商品に適用する事で無駄な値下げ競争を回避することが出来ます。
『カスタム』
自分で上記のモードを組み合わせたものを設定できます。たとえば【最安値出品者より 10 円高く設定】などもここで作成可能です。
【出品者情報の開示】
Amazonセラーとして商品を販売するにあたり、出品者情報の開示が求められますが、この情報は手動で入力の必要があります。
セラーセントラル右上の『設定』から『情報・ポリシー』をクリック
左上の『出品者情報』をクリックして、以下をテンプレートに記載します。
店舗運営責任者:○○○○
店舗名称:○○○○
店舗住所:〒000-0000 ○○県○○市○○町 0-0-0 電話番号:012-3456-7890
記載があるほうが購入者は安心できますので、記載しておきましょう。
【ショップロゴの作成】
同じく『情報・ポリシー』から出品者ロゴをアップロードできます。
http://matome.naver.jp/odai/2137743078390291701
このようなサイトで無料でロゴ作成が可能です。ロゴがあると出品者一覧で視覚的に目立ちますしロゴのクオリティが高い出品者は信用されやすいです。
高さ120×横幅30ピクセルの.jpgもしくは.gifファイルで作成しましょう。
【Amazon商品ページカート取得】
Amazonの商品ページには、『カート』というものが存在します。
この『カート』とは商品TOPページからダイレクトに購入できる機能です。
上記の商品は同じ新品コンディションで23人の出品者がいて、397円から販売されていますが、現在この『カート』を取得しているのはFBA出品者(プライム)の738円です。
購入者は出品者一覧を開くことはほぼなく、このカート取得者から購入する可能性が極めて高いです。
※カート取得のコツは、以下の条件とされています。
・新品コンディションであること
・FBAであること
・販売価格が適正範囲であること(最安値である必要はない)
・販売アカウントが健全であること
・その商品の在庫数とこれまでの販売個数(多いほうがカートを取りやすい)
以上となっていますが、このカート取得ルールは厳密にはAmazon社内にて秘密事項となっています。
しかし、FBA出品が有利であることは間違いなく、商品にもよりますがFBA出品であれば他出品者(自己発送)より2,000~3,000円高い値段でもカートを取得でき、利益率の向上につながります。
【出品者評価】
Amazon には出品者評価コメントというものがあり、★5を最高として購入者は評価コメントをする事が可能です。
★1~3はAmazonでは悪い評価とみなされるため、必ず★4以上を保ちましょう。
購入者へ評価の依頼をしなくても購入者の2%程度は評価してくれますが、購入者へ自動でお礼・評価依頼メールを送信するツール『アマスタ』という月額1,000円のサービスが開始されました。これを使うことで評価数をより多く獲得する事が可能です。
売上に少なからず直結する部分なので、余裕があれば導入しておきましょう。
『アマスタ』
http://www.infotop.jp/click.php?aid=283299&iid=64105
【悪い評価の削除方法】
販売アカウントの健全性を高めることはカート取得に直結します。万が一、悪い評価がついた場合はFBAであれば評価そのものを削除できる可能性が高いです。悪い評価の削除の方法をご案内します。
セラーセントラル最下部の『テクニカルサポートにお問い合わせ』をクリック
『注文および購入者への対応』→『購入者からの評価』→悪い評価をもらった注文番号を入力して検索→『表現』にチェックをつけて送信すると、一部例外を除いてほとんどの評価を削除可能です。
【Amazonポイントの付与】
あまり知られていませんが Amazon にも楽天のようにポイント値引きサービスがあります。ポイント分は商品売上からマイナスされ購入者へ付与されますが、他の出品者がポイントをつけていない事がほとんどなので、このポイントを付ける事でワンクリックで購入できるカートを獲得しやすくなり、売れやすくなります。
※0.5%程度のポイントをつけると、1%と同等に扱われるのでオススメです。
0.5%のポイントだが1%と表記され、他出品者より検索結果で上位に記載される。
【FBA納品先倉庫の固定】
FBA納品の際、デフォルトの設定では納品の度に全国にあるFBA倉庫のうち、比較的手が空いている倉庫へ納品するようになっています。
これは手数料を支払うことで最寄の倉庫に固定することが可能です。
http://www.amazon.co.jp/gp/html–forms–controller/FBA_FC_Locking
(パートナーキャリア無料キャンペーンを利用している場合は、納品先を固定してしまうと無料キャンペーンの対象外となってしまうので注意してください) 全国のFBA倉庫一覧
最寄りの倉庫へ納品先を固定することでFBA納品の際の送料を節約できます。
毎回違う場所に送ることよりも近い場所に送ったほうが手数料よりもお得になるほか、輸送の時間も短縮できるので結果的に受領完了までの時間は指定しない場合と比べて早くなる事も多いです。
この手続きはhttp://www.amazon.co.jp/gp/html–forms–controller/FBA_FC_Locking
もしくは、セラーセントラル下部の問い合わせフォームから問い合わせましょう。
納品先固定まで手続きからおよそ1~2週間かかるので、セラー登録後すぐに行うと良いでしょう。
【FBAマルチチャネルサービスで販売ルートの拡大】
物販をしていると、売れる日と売れない日というのがどうしてもあります。もしどうしても現金仕入れを行いたい場合やキャッシュフローが悪くなってしまった場合は、FBA在庫をヤフオクなどオークションサイトを利用して販売しましょう。
FBA在庫として手元に商品がない状態ですので、Amazonの商品ページ写真と説明文をコピーしてヤフオク出品し、 1円もしくは適当な金額で出品しておけば転売目的の人がAmazon販売金額の70~80%ほどで落札してくれます。落札された商品は、FBA マルチチャネルサービスを利用することで FBA 倉庫から落札者へ直接配送が可能です。非常に安い手数料でFBA在庫をAmazon以外からの購入者向けに梱包~発送業務を行ってくれるサービスです。
マルチチャネルした際の配送料一覧。ほとんどの商品が500円前後で配送可能です。
マルチチャネルでFBA在庫をお客様のところへ配送するには、セラーセントラルの在庫画面から該当商品を選び、左上のタブから『FBAマルチチャネルサービス依頼』を選択します。
同じ要領で FBA 在庫を自宅保管せずとも楽天や Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイトで出品する事も可能です。
ヤフオクで在庫を出品する場合、オークファンというサイトでその商品が落札された相場を確認する事ができます。説明文なども参考にする事ができます http://aucfan.com/
利益的には Amazon ですべて売ってしまいたいところですが、利益より大事なのはキャッシュフローであるということを念頭に、計画性をもってショップ運営を行いましょう。
【スポンサープロダクト(Amazon内広告)の利用】
AmazonにはスポンサープロダクトというAmazon内での広告が存在します。
関連するキーワードで商品検索を行ったお客様に対してさりげなく自分の商品をPRすることが可能です。
しかし、出品する全ての商品で広告を出すと広告費用がかさみますので、自分が独占(他の出品者がいない)している商品のみ広告を出しましょう。
セラーセントラル上部の広告タブから案内に沿って行います。
Amazonのデータにまかせて広告を出す『オートターゲティング』と『マニュアル』がありますが、オートターゲティングで十分に成果がだせます。
(マニュアルはよりターゲットを絞り込んで広告がだせますが、広告費用が高くなります)
画面の案内通りに必要項目(入札上限、1日の予算、広告を出す商品の選択)を入力するだけで1時間以内に広告が掲載されます。入札上限と予算はAmazonの推奨値でかまいません。あとは自分が独占している商品を選ぶだけです。
【キャッシュフローの見える化】
仕入れと販売を繰り返すうち、純粋な利益が分からなくなることもあります。
そこで、資金を視覚的に管理するアプリを導入します。
マネーフォワード
https://moneyforward.com/
また、各クレジットカード会社のアプリなどをつかって毎月の支払額をきちんと把握しておきましょう。
転売は収入と支出を繰り返す事で資金を雪だるま式に増やす事が可能ですが、それには計画的な資金運用がもっとも大事になります。
不安に思った時は迷わずに運営サポートを受けてください。
【税務サポート】
せどり転売を行うと、個人でも年商2000万円以上になります。
そうなると、確定申告などの経理が必要になります。手間もかかる作業ですので、実際に私たちの税務を一手に担ってくれている会計事務所をご紹介可能です。特に決算期である12月や3月は仕入れが行いやすい時期なので、税務にかかる労力を仕入れに費やしたいという方は別途でご相談ください。【アカウント停止にならないために】
Amazon というプラットフォームを利用する以上、Amazon の規約は絶対です。
規約違反を繰り返したり、模造品を販売したりすると Amazon から警告メールが送られてきます。
万が一アカウント閉鎖となってしまった場合、その決済期間の売上金が購入者への保証予備金として 3 か月凍結されるほか、二度と同じアカウントで出品する事はできなくなります。
最近は特にその監視が厳しくなっており、普通に販売を行っている分にはなにも問題ないのですが、不可抗力によりアカウントが停止となる場合もあるようです。ここでは Amazon で販売を行ううえで『最低限自分の身は自分で守る』ための手段をご紹介します。
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模造品には絶対手を出さない当たり前ですが、模造品を販売した事が判明したらAmazonのアカウントは1発で閉鎖となります。
とくにヤフオク仕入れなどを行っている場合は、必ずJANコード(バーコード)を確認しましょう。
知らずに模造品を販売してアカウント閉鎖というのは最も多い事例です。
一般の家電量販店などで仕入れた商品はすでに検品作業を終えた正規品のみが陳列されているため、気にする必要はありません。
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他人のパソコン、デバイスからセラーセントラルにログインしない会社で複数人がログインしている場合や公共のデバイスなどからログインをすると、過去にアカウント閉鎖となった人が以前ログインしている場合があります。その場合アカウントが紐づけられ、関連があると判断し同じくアカウントを閉鎖されます。
一度アカウントが紐づけられると問答無用です。なにを言ってもアカウント復活は不可能となります。
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公共の無線LANを使用しない上記デバイスと同じくネットワークにも IP アドレスという名前があり、過去にアカウント閉鎖となったアカウントと同じIPアドレスを使うとアカウントが紐づけられます。
モバイルWi-Fiを契約するなどして、自分専用のネットワーク回線をつかいましょう。
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レンタルオフィスなどを使わない
Amazonのアカウントは電話番号、住所、クレジットカードなどにより監視されています。
レンタルオフィスなどの複数の法人が出入りをする場所をセラーセントラルに登録してしまうのも非常に危険です。
残念ながら Amazon の中には違法な販売を行っているセラーもいるのが事実です。自分のアカウントは厳密に自衛しましょう。
※万が一アカウントが停止・閉鎖になった場合の救済措置については別途でご用意しております。
販売アカウントは財産といっても過言ではないので、健全な商品販売と自己防衛を心がけてください。
Amazonセラーセントラルや出品に関する一般のお問い合わせはコチラ
Amazonカスタマーサービス
0120-999-373
プライスターの使用方法や問い合わせはコチラ株式会社カプセルZ
0466-47-8918